シーバー病
- かかとが痛くてつま先だけで歩いている。
- 運動中だけ痛み、休むと治る(痛みがおさまる)。
- かかと辺りが腫れている。
シーバー病とは?|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
日本語で踵骨骨端症と言います。
踵骨隆起部のアキレス腱の牽引による骨端炎または無腐性壊死のことで好発年齢は7〜10歳の活発な男子あるいは太った男子に多いです。
簡単にいうとアキレス腱の柔軟性の低下や、筋力に対し骨側の強度が負けてしまい筋肉の引っ張る力により、かかとの骨の端骨がはがれたり、その手前の軟骨に炎症が起こったりしている状態です。
シーバー病の原因・悪化する理由とは?|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
①成長期であること
シーバー病の発病が多い小学校高学年は、ちょうど男の子の成長期に重なります。
成長期の子供たちの骨には、身長が伸びるために必要な【成長軟骨】と【骨端核】が多数存在しているため、骨の強度が弱い時期です。
更に腱などの軟部組織は骨と同じように成長できないため、アキレス腱の柔軟性が低下して硬くなりやすい状態でもあります。
このように成長期の子どもたちの骨端には成長軟骨が存在しており、骨と筋肉のバランスが非常にデリケートな時期です。かかとだけでなく全身の骨端で起こりうるのが今回のシーバー病を含む【骨端症】という病気です。
②かかとへの負担過多であること
アキレス腱はかかとの骨の端に付着しており、過度な運動によってアキレス腱の牽引力を使うと、未熟なかかとの骨端核に過剰な負担がかかることが直接的な原因です。
更に偏平足や外反足など足のアライメント異常を持つお子さんの場合は、構造的にかかとに負担がかかりやすくなるため、よりシーバー病を発症しやすくなります。
シーバー病の改善に必要なのは?|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
シーバー病の改善には
- 1.筋肉の緊張を取り除くこと
- 2.骨盤や骨格のゆがみを矯正すること
この2つが重要です。
具体的な治療フロー
1.筋肉の緊張を取り除くこと→ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋、ヒラメ筋)に直接アプローチ
先にもお伝えしましたが、シーバー病はスポーツでのふくらはぎの筋肉への負担、アキレス腱の柔軟性の低下が原因です。アキレス腱はふくらはぎの筋肉とつながっていますので、ここの筋緊張を治療していくことは改善にとって大切なことです。
痛みを訴えている部位の近くには【筋硬結】という固くなってしまった筋肉が存在します。
過度な運動などから起こるふくらはぎの筋肉の筋硬結を探し、刺激を与え改善していきます。
2.骨盤や骨格のゆがみを矯正すること→骨盤や脊柱を正しい位置に戻す
筋硬結を取り除いても数日経つとまた症状が出てきます。
これは筋肉の性質上、元に戻りやすいというもので仕方のないことです。
原因のひとつである、偏平足や外反足など足のアライメント異常も骨盤のバランスの乱れが根本の原因となります。
人体の土台となっている骨盤のバランスが崩れていては治療効果が長続きしませんし、根本の改善になりません。
私達の骨盤は【鉢植えの花】に例えると分かりやすいです。
傾いてバランスの悪い鉢では茎も葉も花も綺麗に育ちません。
傾いてバランスの悪い骨盤では足腰、更に言うと腕も首も楽にはなりません。
特に子どもたちはうまく身体を使えずに運動していることが多いです。これではシーバー病のような症状が出るだけでなく、怪我にも繋がります。
スポーツで良い結果を残すためにも骨盤のバランスを整えることは大切なことです。
当院が誇る「MPF療法」
医学的および生理学的根拠に基づいた徒手療法です。
筋肉を適切に圧迫、摩擦すると
- ・血のめぐりがよくなる
- ・筋肉の痛みの軽減
- ・硬さやしこり、しびれの改善、など
様々な症状に効果が見込めます。
その効果のほどからMPF療法は、「触るレントゲン」と呼ばれるほどです。
MPF療法はシーバー病だけでなく、日常生活におけるこんなお悩みにも‥
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・捻挫や打撲などによる筋肉や関節の痛み
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・ラケットやバットの振り過ぎでの肘の痛み
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・走り込みでの膝の痛みなど
熟練した専門家の手によって患者様のお身体の状態をみて、今の状態にぴったり合った施術を行います。
まさにオンリーワン・オーダーメイドな治療なので、揉み返しも少なく筋肉の状態の改善が見込めます。
シーバー病の施術方法|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
当院の腰痛へのアプローチ方法
1、問診・視診
まずは患者様のお悩みについて、問診で詳しくお聞かせください。ご両親と一緒にご案内できるよう個別の問診室を設けております。
さらに、来院時や院内誘導時に患者様の動きやお身体の使い方などもよく拝見して、治療に役立てております。
2、的確な運動検査、細部にこだわる触診
問診と視診をもとに的確な徒手検査や一ミリ単位の細部までこだわる触診を行い、お悩みの原因を細かく探ってまいります。
3、ご説明とご提案
まず、問診、視診、運動検査、姿勢分析、触診から得た患者様のお身体の状態を総合的に判断し、現在の状態をご説明いたします。
お身体の状態に合わせた最善な治療法をあわせてご提案いたします。納得いただけるまで丁寧にご説明し、ご両親だけでなく、お子様ご自身がよくご理解・ご納得の上で施術に入っていただくことを心がけております。
4、触るレントゲンMPF療法で細部までケア
シーバー病の場合、局所の筋肉の硬さや骨格のゆがみが原因となることが多いですが、触るレントゲンと呼ばれるMPF療法の特性を最大限に生かし、患者様の症状に合わせて施術を行います。
過度な運動などから起こる筋硬結に直接的に刺激を加えることによって、痛みの軽減、血のめぐりや組織修復を促し、早期改善を図ります。
5、通院後のフォロー
改善に向けて患者様が治療をきちんと続けていけるように、患者様一人ひとりに合わせたオンリーワンな通院計画を一緒に立てさせていただきます。
また、安心して日常生活を送れるようにライフスタイルに合わせた生活指導など、アフターフォローもさせていただきます。