梨状筋症候群
- おしりの外側あたりに痛みがあり、太ももの後面にかけてしびれがでる。
- 長く座っていると症状は強くなり、歩くと楽になる。
- 草むしりなどの中腰やゴルフなどのスポーツ、長時間の運転などで違和感がある。
- 病院でレントゲンなどの検査では異常がないと言われた。
梨状筋症候群とは?|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
いわゆる坐骨神経痛の中のひとつで、坐骨神経が梨状筋を貫くときに、梨状筋の肥大や筋膜の状態によって坐骨神経が絞扼され、坐骨神経と大殿筋の筋力低下をきたすものです。
ご存知かと思いますが、筋肉を動かすためには脳から指令を送り、脊柱を通って各筋肉に分布された神経が筋肉に信号を発します。
太ももやふくらはぎの筋肉に指令を送るためには人間の構造上お尻の筋肉の間を通過しなければいけません。
そこにある梨状筋という筋肉の間を坐骨神経が通過する際に神経が絞扼されさまざまな症状が出るということです。
梨状筋症候群が治らない・悪化する理由とは?|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
梨状筋症候群の根本原因は人によって様々です。
- ・日常生活の運動不足から来る筋肉の低下から起こるケース。
- ・長時間のデスクワークや運転などの座り姿勢から梨状筋に硬結が起こり発展するケース。
- ・何らかの理由で筋肉の損傷を起こし、梨状筋の硬結が起こりそこから発展するケース。
特に股関節の運動に関わっている筋肉ですので、股関節の運動が少ない人は梨状筋が固くなりやすい傾向にあります。普段どおりに生活していれば股関節を大きく動かすことなどないという人がほとんどですので、ほぼすべての人が予備軍になりえます。
当院に来院される方へお聞きしたケースで多いのが、病院に行ったが原因が分からずとりあえず湿布を貼ってそのままにしていた。など、しっかりとした治療をされずにいる方が大半です。
筋肉の硬さが原因ですので、こうして改善されない状態でいると更に筋肉が固くなり、血液循環の悪化からより一層症状が悪化する事態を引き起こしています。梨状筋症候群は早目に改善することが大切です。
梨状筋症候群改善に必要なのは?|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
梨状筋症候群の改善には
- 1.筋肉の緊張を取り除くこと
- 2.骨盤や骨格のゆがみを矯正すること
この2つが重要です。
具体的な治療フロー
1.筋肉の緊張を取り除くこと→梨状筋の筋硬結に直接アプローチ
先にもお伝えしましたが、梨状筋症候群は坐骨神経が太ももやふくらはぎの筋肉に指令を送るため、梨状筋の間を通過する際に神経が絞扼され、さまざまな症状が出るといいました。
運動不足などから起こる梨状筋の筋硬結を探し、刺激を与え改善していきます。
梨状筋の筋硬結が改善されれば坐骨神経の絞扼も和らぐので、お尻の症状だけでなく結果として太ももやふくらはぎに起こっている症状も改善します。
2.骨盤や骨格のゆがみを矯正すること→骨盤や脊柱を正しい位置に戻す
筋硬結を取り除いても数日経つとまた症状が出てきます。
これは筋肉の性質上、元に戻りやすいというもので仕方のないことです。
人体の土台となっている骨盤のバランスが崩れていては治療効果が長続きしませんし、根本の改善になりません。
私達の骨盤は【鉢植えの花】に例えると分かりやすいです。
傾いてバランスの悪い鉢では茎も葉も花も綺麗に育ちません。
傾いてバランスの悪い骨盤では足腰、更に言うと腕も首も楽にはなりません。
筋肉や筋膜を緩めた上で骨盤のバランスを整えることで、結果として自然体の動きを取り戻し根本的な原因の改善が見込めます。
当院が誇る「MPF療法」
医学的および生理学的根拠に基づいた徒手療法です。
筋肉を適切に圧迫、摩擦すると
- ・血のめぐりがよくなる
- ・筋肉の痛みの軽減
- ・硬さやしこり、しびれの改善、など
様々な症状に効果が見込めます。
その効果のほどからMPF療法は、「触るレントゲン」と呼ばれるほどです。
MPF療法は梨状筋症候群だけでなく、日常生活におけるこんなお悩みにも‥
-
・捻挫や打撲などによる筋肉や関節の痛み
-
・五十肩で肩が上がらない
-
・階段の上り下りで足腰が痛い、など
熟練した専門家の手によって患者様のお身体の状態をみて、今の状態にぴったり合った施術を行います。
まさにオンリーワン・オーダーメイドな治療なので、揉み返しも少なく筋肉の状態の改善が見込めます。
梨状筋症候群の施術方法|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
当院の腰痛へのアプローチ方法
1、問診・視診
まずは患者様のお悩みについて、問診で詳しくお聞かせください。
さらに、来院時や院内誘導時に患者様の動きやお身体の使い方などもよく拝見して、治療に役立てております。
2、的確な運動検査、細部にこだわる触診
問診と視診をもとに的確な徒手検査や一ミリ単位の細部までこだわる触診を行い、お悩みの原因を細かく探ってまいります。
3、ご説明とご提案
まず、問診、視診、運動検査、姿勢分析、触診から得た患者様のお身体の状態を総合的に判断し、現在の状態をご説明いたします。
お身体の状態に合わせた最善な治療法をあわせてご提案いたします。納得いただけるまで丁寧にご説明し、患者様ご自身がよくご理解・ご納得の上で施術に入っていただくことを心がけております。
4、触るレントゲンMPF療法で細部までケア
梨状筋症候群の場合、局所の筋肉の硬さや骨格のゆがみが原因となることが多いですが、触るレントゲンと呼ばれるMPF療法の特性を最大限に生かし、患者様の症状に合わせて施術を行います。
運動不足などから起こる筋硬結に直接的に刺激を加えることによって、痛みの軽減、血のめぐりや組織修復を促し、早期改善を図ります。
5、通院後のフォロー
改善に向けて患者様が治療をきちんと続けていけるように、患者様一人ひとりに合わせたオンリーワンな通院計画を一緒に立てさせていただきます。
また、安心して日常生活を送れるようにライフスタイルに合わせた生活指導など、アフターフォローもさせていただきます。