肩甲上神経絞扼障害
- 肩がだるい、肩が重い
- 肩から腕にかけて脱力感がある
- 肩や腕がしびれる
- テニスやバレーボールなど、オーバーアーム動作を行うスポーツをしている
肩甲上神経絞扼障害とは?|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
肩関節の運回し運動で、肩甲上神経が肩甲切痕部で上肩甲横靭帯に絞扼されるものや、同部位にできたガングリオンで圧迫を受け肩周辺の疼痛の原因となる。バレーボールやテニスなど上肢のオーバーアーム動作を反復して行うスポーツ選手に見られる。
簡単にいうと肩や腕に向かう神経が肩甲骨にある隙間を通る際に、何らかの原因によって圧迫され肩の痛みやしびれといった症状が出るということです。
肩甲上神経絞扼障害が治らない・悪化する理由とは?|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
肩甲上神経絞扼障害で多い病態は主に二つあります。
一つ目は肩甲骨の位置異常と可動性の悪さです。位置異常とは、肩甲骨が本来あるべき位置ではないところから動きがスタートしているのです。その原因はというとやはり【姿勢の悪さ】ということになります。
二つ目は筋肉が低下している場合です。特に肩甲上神経は【棘下筋】を支配していますので、棘下筋が萎縮し機能が低下しています。スパイクを打つ構えをするように胸を開くために使う筋肉ですのでバレーボールやテニスで辛い思いをしている患者さんが多いです。
筋肉の低下やそれに伴った硬さが原因ですので、こうして改善されない状態でいると更に筋肉が固くなり、血液循環の悪化からより筋力は低下していきます。現在は無症状であっても早目に改善することが大切です。
肩甲上神経絞扼障害の改善に必要なのは?|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
肩甲上神経絞扼障害の改善には
- 1.筋肉を使いやすくし筋力を向上させること
- 2.骨盤や骨格のゆがみを矯正し姿勢を改善すること
この2つが重要です。
具体的な治療フロー
1.筋肉を使いやすくし筋力を向上させること→棘下筋の筋硬結に直接アプローチ
肩甲上神経絞扼障害が発症しやすいのはスポーツを激しく行う若年者です。この部分で肩甲上神経が絞扼されると棘下筋は使いにくくなり筋肉は萎縮していきます。この状態では肩が痛いだけでなくスポーツでベストパフォーマンスを行うことはできません。
まずは筋力が低下している筋肉を見つけ、筋硬結を治療することが大切です。
2.骨盤や骨格のゆがみを矯正すること→骨盤や脊柱を正しい位置に戻す
筋硬結を取り除いても数日経つとまた症状が出てきます。
これは筋肉の性質上、元に戻りやすいというもので仕方のないことです。
人体の土台となっている骨盤のバランスが崩れていては治療効果が長続きしませんし、根本の改善になりません。
私達の骨盤は【鉢植えの花】に例えると分かりやすいです。
傾いてバランスの悪い鉢では茎も葉も花も綺麗に育ちません。
傾いてバランスの悪い骨盤では足腰、更に言うと腕も首も楽にはなりません。
筋肉や筋膜を緩めた上で骨盤のバランスを整えることで、結果として自然体の動きを取り戻し根本的な原因の改善が見込めます。
当院が誇る「MPF療法」
医学的および生理学的根拠に基づいた徒手療法です。
筋肉を適切に圧迫、摩擦すると
- ・血のめぐりがよくなる
- ・筋肉の痛みの軽減
- ・硬さやしこり、しびれの改善、など
様々な症状に効果が見込めます。
その効果のほどからMPF療法は、「触るレントゲン」と呼ばれるほどです。
MPF療法は肩甲上神経絞扼障害だけでなく、日常生活におけるこんなお悩みにも‥
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・捻挫や打撲などによる筋肉や関節の痛み
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・五十肩で肩が上がらない
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・階段の上り下りで足腰が痛い、など
熟練した専門家の手によって患者様のお身体の状態をみて、今の状態にぴったり合った施術を行います。
まさにオンリーワン・オーダーメイドな治療なので、揉み返しも少なく筋肉の状態の改善が見込めます。
肩甲上神経絞扼障害の施術方法|東京都中野区 ふたば鍼灸整骨院
当院の肩甲上神経絞扼障害へのアプローチ方法
1、問診・視診
まずは患者様のお悩みについて、問診で詳しくお聞かせください。
さらに、来院時や院内誘導時に患者様の動きやお身体の使い方などもよく拝見して、治療に役立てております。
2、的確な運動検査、細部にこだわる触診
問診と視診をもとに的確な徒手検査や一ミリ単位の細部までこだわる触診を行い、お悩みの原因を細かく探ってまいります。
3、ご説明とご提案
まず、問診、視診、運動検査、姿勢分析、触診から得た患者様のお身体の状態を総合的に判断し、現在の状態をご説明いたします。
お身体の状態に合わせた最善な治療法をあわせてご提案いたします。納得いただけるまで丁寧にご説明し、患者様ご自身がよくご理解・ご納得の上で施術に入っていただくことを心がけております。
4、触るレントゲンMPF療法で細部までケア
肩甲上神経絞扼障害の場合、棘下筋の筋力低下が見られることが多いですが、触るレントゲンと呼ばれるMPF療法の特性を最大限に生かし、患者様の症状に合わせて施術を行います。
原因となっている筋肉に直接的に刺激を加えることによって、痛みの軽減、血のめぐりや組織修復を促し、早期改善を図ります。
5、通院後のフォロー
改善に向けて患者様が治療をきちんと続けていけるように、患者様一人ひとりに合わせたオンリーワンな通院計画を一緒に立てさせていただきます。
また、安心して日常生活を送れるようにライフスタイルに合わせた生活指導など、アフターフォローもさせていただきます。